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本書は「すべてのランナーの胃腸トラブルを解決する」ため、株式会社快腸走 代表取締役社長の片岡治樹が、科学的知識と自らの胃腸トラブル克服経験をもとに、ランナーなら誰しもが悩む胃腸トラブルの“対策マニュアル”として体系的にまとめ上げた内容となっております。

胃腸トラブルに悩む、フルマラソン・ウルトラマラソン・トレイルランニングのレースを走るランナー向けに書いています。

 

簡単に私の自己紹介をさせてください。
私は2023年12月に初フルマラソン4時間10分で完走して以来、マラソン・トレイルランニングに本格的に取り組み始め、異例の成長スピードで以下の記録を達成することができた市民ランナーです。

 

初フルからわずか約1年後にサブスリー(2:59:23/THE CHALLENGE RACE)
さらに約1年11ヶ月後には、ハーフ80分切り(1:19:35/千曲川ハーフマラソン)

 

ですが、そこまでの成長に至るまで私は胃腸トラブルに沢山悩まされてきました。インターバル走や距離走をする度に腹痛や下痢になり、あまり言いたくありませんがトレイルランニングのレース前には必ず浣腸をしなければいけない時期がありました。練習中に突然の強烈な便意に襲われ、冷や汗をかきながら急いで下山したことは幾度となくあります。

 

私のような“お腹ゆるゆる系ランナー”はこの世にたくさんいます。実際、ベルギーの市民ランナーを対象に行われた研究によれば、胃腸トラブルの経験者は約6割と報告されています。アメリカの100マイル(約160km)のトレイルランニングレースに至っては、出場者のほぼ全員がレース中に胃腸トラブルを経験しています。その他、日本有数のトレイルランニングレース「Mt.Fuji 100」で最も多く報告された傷病は、捻挫や挫傷を差し置いて胃腸トラブルです。

 

これをお読みになっているランナーの皆さんも、以下のような胃腸トラブルを経験したことはありませんか?
①レース中の補給に際して“胃がつっかえる感覚”があり補給を受け付けない。
②補給食が胃の中に溜まり“チャポチャポ”する。
③胃から何かが込み上げる感覚に襲われ、気持ちが悪くなり嘔吐する。
④大腸の中にガスが溜まっておならが沢山でたり、お腹が張って腹痛になる。
⑤突発的に大腸が“ギュルギュル”と締付ける強烈な便意と下痢が出る。

 

科学の世界では、このようなランニング中に起こる胃腸トラブルを「運動誘発性胃腸症候群(Exercise-Induced Gastrointestinal Syndrome、EIGS)」と定義し、日常生活中の胃腸の不調とは異なるメカニズムによるものとして専門的に研究がされています。

 

私は、当事者としてこの胃腸トラブルの解決策を探求してきました。日本語で出版されている書物はもちろん、世界中の医学や栄養学にまつわる英語論文を100本以上は読み解いてきました。それらの知識の中には、ヨーロッパのエリートトレイルランナーは知っているけれども、日本のランナーは未だ知らないものが多分に含まれています。

 

私はこういった知識を試行錯誤しながら自分の身体で実践することで、胃腸トラブルを克服することができました。掴み取った最高の体調をベースに練習を貪欲に積み重ねることで、上記のようにランナーとして異常な早さで成長することができたのだと確信しています。

 

一方で多くのランナーたちの中には、未だに誤った胃腸トラブル対策が出回っていることも見えてきました。例えば、レース中に胃薬や整腸剤や下痢止めを飲んでも根本的解決にはなりませんし、むしろ別の胃腸トラブルとして表面化するリスクがあります。

 

そして、妙高で出会ったランナー仲間たちが100km・100マイルのレースで胃腸トラブルに何度も苦しんでいるという事実を何度も見聞きしました。彼らが普段からたくさん努力していることを知っているだけに、悲しい気持ちになり私にできることを考えました。


私は「正しい知識を提供し、胃腸トラブルに苦しむことなく皆それぞれの目標に向かって安心して頑張ってほしい」といつも思っています。その想いを私はこの一冊にまとめました。

 

陸上未経験のただの凡人である私がここまでやってこれたので、他のランナーの皆さんも胃腸トラブルを克服できると信じています。必要なのは正しい胃腸トラブル対策の知識と実践です。胃腸トラブルを生まれつきの体質と考えて諦めるのは、もうちょっと待ってください。胃腸トラブルの克服は、“才能”ではなく“スキル”です。

 

胃腸トラブルを克服できれば、今の走力のまま失速せずに最後まで走れるようになります。走力の向上に向けて一生懸命練習に取り組んでいるランナーの皆さんが、本書をお読みいただくことで得られることは下記のとおりです。

 

■本書で得られること
・レース中の補給拒否・嘔吐・下痢など胃腸トラブルの原因を明確に理解できる
・胃腸トラブルを避けるための体調管理法が「レースが無い時期」「レース直前」「レース中」に分けて分かる
・胃腸トラブルリスクを減らす科学的に正しいエネルギー補給戦略が学べる
・体調を整えることで、走力をそのままレースで発揮できる

 

本書の目次は以下のとおりです。

 

■目次
序章 私が胃腸トラブルと向き合った理由
第1章 ほぼ全ランナーが悩む「胃腸トラブル」の真実
・胃腸トラブルの代表的な症状
・ランナーの6割〜9割が胃腸トラブルを経験
・胃腸トラブルは“生まれつきの体質”ではない
第2章 ランナーの胃腸トラブルはなぜ起こるのか
・小腸血流不足
・物理的刺激(振動・気温)
・心理的負担
・その他(低ナトリウム血症や感染症など)
第3章 胃腸トラブルを避ける科学的に正しい補給戦略
・レース中に必要なのは「糖質・水分・ナトリウム」のみ
・低浸透圧かつ少量高頻度の混合糖質
・1時間あたりに必要な水分とナトリウム
第4章 胃腸トラブルを根本的に減らす体調作り
・「走力の土台は体調」という本質
・レースのない平時から整える“基礎体調”
・レース数日前〜当日朝に合わせに行く“直前体調”
・レース中は“体調維持率”を落とさない
終章 全ランナーの胃腸トラブルを解決する
参考文献

 

本書では「胃腸トラブルに悩み、対策方法が喉から手が出るほど欲しいと思っている全ランナー」に絶対にぴったりな知識を提供しています。少なくとも下記に当てはまるランナーほど、よりインパクトがあるかと考えてるのですが、いかがでしょうか。

 

■こんなランナーに届けたい
・レース前のトイレ(大)の行列に悩んでいる人
・胃腸トラブルによって本来の走力をレースで発揮できていない人
・100km超のレースで嘔吐・下痢に悩まされてきた人 など

 

また、本書は体調に関心のある市民ランナーの方々にご愛読いただいており、いただいたレビューを下記に記載させていただきます。

 

“ランニング時の体調不良は偶然起こるものではない

「走るとなぜかお腹が痛くなる」は偶然でも体質でもなく、「胃腸トラブル」だと知れたことが一番の収穫でした。この本には胃腸トラブルの原因や対策が具体的に書かれているので、読んだその日から実行に移すことができます。今までなんとなく決めていたジェルやマラソン直前の食事も明確な理由を持って選ぶことが出来るようになり、最高のコンディションで本番を迎えることが出来るようになりました。”
滝澤大地様 40代男性

 

“ロングトレイルに挑戦する前に知れて良かったです。

大学陸上を引退後トレイルランに挑戦しているランナーです。ロングトレイルになるとジェルやドリンクの補給は当たり前。ですがこれまでの私は喉の渇きや筋肉の疲労感を感じて補給していました。結果を出すにはどのように補給のスケジュールを立てるべきか、論理を持って理解することができました。”

藤井拓輝様 20代男性

 

以上、胃腸トラブルに苦しむランナーの皆さんが本書を手に取り、それぞれの目標に向かって安心して頑張ることができれば私は幸いです。

ランナーのための胃腸トラブル対策マニュアル

¥1,100価格
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