ランナーの胃腸トラブルはなぜ起こるのか?【胃腸トラブル専門家の社長が解説】
- 治樹 片岡

- 2025年12月3日
- 読了時間: 9分
更新日:2025年12月18日
“胃腸トラブル専門家”片岡の自己紹介
はじめまして。ランナーの胃腸トラブル対策に特化したエネルギージェルやサプリメントを開発販売する株式会社快腸走の代表取締役社長 片岡治樹(はるき)と申します。
今回は初めてのブログの投稿となりますが、多くのランナーが経験している胃腸トラブルの原因について解説します。
はじめに、私の自己紹介をさせてください。 私は2023年12月に初フルマラソンを4時間10分で走ったところからランニング人生が始まり、そこから約1年でサブスリー、約1年11ヶ月でハーフ80分切りまで走力を伸ばしてきた起業家市民ランナーです。そして今は「全ランナーの胃腸トラブルを解決する」ことをミッションに掲げる株式会社快腸走という会社を経営しています。
この快腸走を起業するきっかけになった、私の胃腸トラブル克服経験についてもお話させてください。
そもそも、私のランナーとしての成長スピードは異常と思われるかもしれません。陸上未経験でありながら、普通の市民ランナーなら6年もしくは一生かけても辿り着かないところまで2年足らずで到達しました。その背景には、月間走行距離600kmをコンスタントに積み上げてきたというそれ相応の努力量もあります。しかし、それだけではありません。胃腸トラブルを克服し、最高の体調を手に入れたことが成長の土台として非常に重要だったと実感しています。
私は、かつて“お腹ゆるゆる系ランナー”でした。インターバル走をすればほぼ毎回のように腹痛になり、距離走では突然の強烈な便意に襲われ、冷や汗をかきながら下山する。人に言うのが憚れるのですが、トレイルレースの前には浣腸をするのが当たり前になっていた時期もあります。「これはもう体質だからしょうがない」「自分はランニングに向いていないのかもしれない」「走るのをやめようかな」と本気で思っていました。
走り始めた当時は、外資系スタートアップの日本事業立ち上げを責任者の立場で奔走していたのですが、ランニングで培った体力と精神力は本業に非常に有意義でした。ランニングの恩恵に預かってタフに働けていただけに、走ることは諦めたくありませんでした。
私は、このランニング中の胃腸トラブル解決に向けて突き詰めることにしました。なぜ自分は走るとここまで胃腸が弱くなるのか。本当に体質の問題で片付けていいのか。
そこから私は、日本語で出版されている書籍はもちろん、世界中の医学・栄養学に関する英語論文を100本以上読み漁り、海外のエリートランナーが実践している補給戦略や体調管理法を徹底的に調べました。後で知ったのですが、中にはプロのトレイルランナーでも知らない知識も含めて徹底的に研究しました。
その結果、胃腸トラブルの根本的原因を影響度の大きい順にいくつか絞り込み、対策方法を自分の身体で実践し修正していきました。その結果、私は完全に胃腸トラブルを克服しました。月間走行距離600kmの練習量に耐えうるだけの体調をコントロールし、順調に練習を積み重ねていった結果、上記の結果を手にすることができました。
以上が私の自己紹介を兼ねて紹介させていただいた、ランナーとしての歩みと胃腸トラブル克服の遍歴です。
知識の質と量、そして自らの試行錯誤の末に辿り着いて実証できた胃腸トラブル克服法をもって、私は“胃腸トラブルの専門家”と名乗ることをお許しいただけるでしょうか。恐らく私は、1,000万人程度いるであろう日本の全ランナーの中でも、トップ10%に入る胃腸トラブルの専門性と実践者としての結果を持ち合わていると自負しております。この分野においては何を聞かれても即答できる自信があります。
読者の皆さんが「この片岡という男は少なからず文章を読んでもいいなと思えるだけの信頼には足るな。」と思っていただけるなら幸いです。
なぜランナーは胃腸トラブルに苦しむのか?
胃腸トラブルの3大原因
それでは皆さんに一定の信頼のいただけたということで、本題に入らせていただきます。
そもそも、ランニング中に起こる胃腸トラブルは日常生活の不調とは別物です。例えば、二日酔いで胃がもたれたり、気持ち悪くなったり、下痢になったりするのとは違います。 ランニング中の胃腸トラブルは、医学的には「運動誘発性胃腸症候群(EIGS: Exercise-Induced Gastrointestinal Syndrome)」として定義されています。ここでは簡易的に“胃腸トラブル”という言葉でそのまま進めますが、科学の世界ではこれを専門的に扱った研究が多く存在しています。 それだけ研究ニーズがあるということの裏返しでもあります。実際、オランダで市民ランナーを対象に行われた研究では約6割が胃腸トラブルを経験していますし、アメリカの100マイル(約160km)のトレランレースではほぼ全員が経験しています。日本のトレランレースで最も多い傷病は胃腸トラブルです。この辺りの研究の詳しい解説は後日できればと思います。
では、この胃腸トラブルが起こる原因は何か。概ねこの3つに集約できます。
小腸血流不足
物理的負担(内蔵の揺れ/冷え/暑さ)
心理的負担(緊張や不安等)
この中で最も影響が大きい、かつ起こりやすいのは「1. 小腸血流不足」です。2と3の物理的負担と心理的負担は、何となくイメージが付きやすいのではないかと思いますので、今回は1の小腸血流不足に焦点を当てさせていただきます。
小腸の血流は運動時にどれくらい不足するのか
人間はVO2 Maxの約70%の運動強度で60分間運動すると、小腸の血流が安静時と比べて約80%減少することが研究で分かっています。
仮にVO2 Maxと最大心拍数が近しいと考えると、私の推定最大心拍数「190拍」の70%つまり「133拍」で、小腸血流は80%減少するということです。
本当に軽いジョグくらいの運動強度で、著しく内蔵の血の流れが変わることがお分かりいただけたかと思います。
ランニング中はなぜ小腸の血流が足りなくなるのか
これは人間の身体の仕組み上、ランニング中は小腸を含む内臓機能の維持の優先順位が落ちるからです。
我々の身体には、戦闘モードで起動する「交感神経」と、リラックスモードで優位になる「副交感神経」という二種類の自律神経を備えています。
ランナーが走っている時は、本能的な意味合いでいえば「獲物を狩るために走っている」シチュエーションに相当します。そのため、走ることはすなわち戦うことであるため交感神経が優位に働くというわけです。
そして、交感神経が何をするかというと、身体の骨格筋つまり脚など走るのに使われる筋肉の動作に血流を優先するよう指示を出します。
一方で、戦う上では「食べ物を食べる/飲む」「食べ物を消化する」「栄養素を吸収する」といった内蔵機能の優先順位は一時的に下がります。 走っている最中は、飲んで食ってる場合ではないということが、本能的に身体にインプットされているということですね。
そのため走っている最中は、栄養素や水分の吸収を司る小腸のおざなりにされます。血流は筋肉により多く配分され、小腸に配分される分は安静時に比べて少なくなります。
小腸は「吸収機能」だけでなく、胃や大腸など他の器官の働きをコントロールする「司令機能」を担当していたり、ばい菌が体内に入り込むのを防ぐ「防御機能」も担っています。
走ることによって、小腸の血流が不足してこれらの機能低下が起こる。 これが、ランナーを悩ます「補給拒否」「吐き気」「嘔吐」「腹痛」「下痢」などの胃腸トラブルに繋がってくるのです。
以上、今回は簡単ではありましたが、これがランニング中に起こる胃腸トラブルの原因とメカニズムでした。 この知識をきっかけに、読者であるランナーの皆さんの胃腸トラブル克服に向けて少しでも近づけたなら私は嬉しいです。
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さて、本記事で胃腸トラブルの解決に向けて何となく全体像が見えたと思うのですが、いかがでしたでしょうか。
今回はいきなり詳しく書きすぎても、読者の皆様が消化不良気味になってしまうので、あえて詳しい解説を削り落としながら解説しました。
ここまで読まれた方は、100%胃腸トラブルにご関心があられるランナーだと思います。実際問題、胃腸トラブルに関してこういった課題感を抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
レース本番でいつもどこか胃腸トラブルの不安を抱えている
レース中にトイレや嘔吐、補給拒否で何度も悔しい思いをしてきた
胃腸トラブルさえなければ、自分の走力はもっと出せるはずだと心のどこかで感じている
そんな皆様だけに特別にプレゼントのご提案をさせていただきたいので、もう少しお付き合いください。
私は、今回の記事のような内容を含めてランナーが胃腸トラブルを克服するための入門書「ランナーのための胃腸トラブル対策マニュアル」を執筆しました。
自分の胃腸トラブルが“なぜ起こっていたのか”を論理的に理解できる本
「平時」「レース数日前〜当日」「レース中」の3フェーズすべてで、何をすればいいかが分かる本
レース中の補給拒否・嘔吐・下痢など胃腸トラブルリスクを科学的に下げる方法が載っている本
そしてこの本を読み終わった頃には、「胃腸トラブルは生まれつきの体質ではなく、スキルである」ということに納得していただけると思います。
私は、この快腸走という会社を通じて、「全ランナーの胃腸トラブルが解決され、どんなランナーでも胃腸トラブルの不安から解放され、安心してそれぞれの目標に向かって頑張れる世界」を実現したいと考えています。
快腸走の使命は「全ランナーの胃腸トラブルを解決する」ことです。
私のような胃腸トラブルに悩むランナーをお助けし、皆さんが安心して各々のペースで目標に向かって突き進んでほしいと考えています。
そのために、まずは初学者向けとして書いたのが本書「ランナーのための胃腸トラブル対策マニュアル」です。
本来は1,100円(税込み)で販売しているのですが、まずは私並びに弊社のことをもっと知っていただきたいと考え、今だけ無料で本書の原稿PDFデータをプレゼントさせていただきます。
無料なので、この本を読むリスクは既に0に等しいのですが、強いてあげれば「もっと早くこの胃腸トラブル対策の知識に辿り着いたらよかったのに」と後から後悔することくらいかと思料します。
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それでは、これから快腸走と私片岡のことをよろしくお願いします!
株式会社快腸走
代表取締役社長
片岡治樹

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