吐き気・腹痛 6〜9割のランナーが苦しむ胃腸トラブル【あなただけじゃない】
- 治樹 片岡

- 2月22日
- 読了時間: 5分
ランナーの皆さん、練習にレースにご苦労さまです。快腸走の片岡です。
マラソンシーズンも終盤に差し掛かってきましたが、いかがでしょうか。
私は2週間後のびわ湖マラソンにエントリーしておりまして、これが今マラソンシーズン最後かつ本命のレースです。2時間40分切りを目指しつつ、50分切り(サブエガ)は死守する算段でおります。さてさて、先日の勝田全国マラソンの大雪DNF事件のおかげで後は無くなったのですが、あまり気負いせずに挑もうと思います。「たかが平坦なロードを42km走るだけ。去年走ったトレランの110kmに比べたら楽勝じゃないか!」そう思うと前向きになれますね。
さて今回は、「胃腸トラブルで悩んでいるランナーはあなただけではないですよ」という話です。
全ランナーの胃腸トラブルの解決を目指して、発信活動を初めて2ヶ月ほど経ちましたが徐々に色々なランナーから反響をいただくようになりました。
前々から一緒に走っているラン仲間から「実はあの時のレースで序盤から気持ち悪くなってキツかった」という話を明かされたり、頼っていただけるほどには信頼を積み重ねつつあるというところまで来ました。
中には対策方法を実践して、実際に胃腸トラブルを解決したラン仲間も現れ始めています。
最近嬉しかったのは、Instagramで面識のないフォロワーのランナーさんから胃腸トラブルについて切実なお悩みをDMで数件いただいたことです。
そういった相談者様からのDMにも私はなるべく力になればと、できるだけ解決のヒントをお伝えしております。
地道な発信活動を続けていることによって、「快腸走の片岡=ランナーの胃腸トラブルに詳しくてジェルを作っている人」という認識が多くのランナーの頭の中にできつつあると実感しています。
引き続きコツコツとランナーの皆さんに役立つ知識の発信と商品開発を進めてまいりますので、何卒よろしくお願いします。
こうした反響をいただく中で感じたのは、やはり「ランナーと胃腸トラブルは切手は切り離せない問題」だということです。
この文章を読んでいるランナーさんがもし胃腸トラブルに悩んでいるとしたら、それはあなただけが抱えている問題ではありません。多数派のうちの1人です。
マラソンやトレイルランニングのレース中に起こる吐き気や腹痛といった胃腸トラブル。症状の内容的に汚い(生理現象なので本当は仕方がないのですが)ために、なかなか表に言えず一人で抱え込んでしまっているランナーは実は多いのです。女性の方であればなおさら。恥ずかしかったり、後ろめたかったり色んなネガティブな感情が湧いてくるけれども、「あの時はたまたま運悪く体調が悪かっただけ」と問題を見て見ぬふりをしまっているというのが実態です。
胃腸トラブルは“皆薄々感じていて触れにくいけれども、皆が悩んでいる深刻な問題”。誰も光を当てなかった。
だから私ほど積極的にランナーの胃腸トラブルに着目して情報発信したり、胃腸トラブルに特化した製品開発をする人間が現れにくかったのでしょう。
現在私にお寄せいただいている胃腸トラブルに関する反響は、おそらく氷山の一角にすぎないと私は見ています。
というのも、世界の胃腸トラブルに関するデータを見ると、胃腸トラブルはランナーにとって普遍的なテーマといっても差し支えないでしょう。
実際、オランダとベルギーのエリートランナーから市民ランナーまであらゆるレベルのランナー約2,000人を対象に行なった大規模な研究によれば、胃腸トラブルに悩むランナーの割合は約57%に達しました。
また、トレイルランナーに至ってはもっと深刻です。米国で行われた100mile(約160km)のトレランレースでは、なんと約98%のランナーが胃腸トラブルを報告しました。もはやほぼ全員と言ってもいいでしょう。
日本の有名なトレイルランニングレースでもっとも多い傷病は、胃腸トラブルです。骨折や挫傷ではありません。胃腸トラブルを訴えたトレイルランナーの何割かは、DNFまで至ったことは容易に想像できます。
胃腸トラブルは長距離・高強度になればなるほど、胃腸への負荷がかかるため症例は増える傾向にあります。そのため、かなりの強度まで追い込むエリートマラソンランナーやウルトラランナー、トレイルランナーに胃腸トラブル経験者は多いです。
心当たりはありませんか?
胃腸トラブルの原因は3つに大別できて、影響が大きい順に列挙するとこのようになります。
小腸の血流不足
物理的負担(振動・気温など)
心理的負担
これらの原因が中心となったところに、マグネシウム入りジェルや高濃度ジェルを摂りすぎたことがトリガーとなって胃腸トラブルが誘発される。これが胃腸トラブルの主な発生メカニズムです。
胃腸トラブルに悩むランナーが皆、思うこと。
それは、「胃腸トラブルの心配なくレースで出し切れたら」。
胃腸トラブルは克服可能な問題です。
レース中の不安要素として胃腸トラブルはかなり大きいですが、「これを潰せたらどんなに良いか!」そう思いませんか?
もし胃腸トラブルの要素が無くなったら、ランナーの課題はほぼ走力だけに絞り込まれます。もちろん低ナトリウム血症や脱水症状、低血糖症など他にも対策すべき体調要素はありますが、課題の頻出度合いと深刻さトップの胃腸トラブルを抑え込めるアドバンテージは大きいでしょう。
ということで、今回の記事で私が伝えたいメッセージは、
「胃腸トラブルに悩むランナーはあなただけではありません」
ということです。
あなたもぜひ一緒に胃腸トラブルと戦いましょう!
それでは、今後も全ランナーの胃腸トラブル解決に向けて前進してまいります!
また次回お会いしましょう。
株式会社快腸走
代表取締役社長
片岡治樹

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