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超ウルトラランニング世界戦469km、サポートクルーとして見えたこと

執筆者の写真: 治樹 片岡
治樹 片岡
2 日前
読了時間: 6分

こんにちは。株式会社快腸走、社長の片岡です。


突然ですが、あなたはレース中の補給を、どこまで事前に決めていますか?


何を、いつ、どれくらい摂るのか。ある程度は決めているランナーが多いと思います。でも、「もし何かあった時にはこうする」というところまで考えきれているランナーは、少ないのではないでしょうか。


しかしながら、本当に過酷なレースほど、その場で考える余裕はなくなります。


今日は、それを身をもって知った1日のお話です。


一晩明けて、振り返っています


昨日の夜、長野県木島平村の会場で、私のサポートが終わりました。


深夜に妙高の家に帰り着き、一晩明けた今、昨日1日のことを振り返りながら、この文章を書いています。


正直に言うと、まだ気持ちの整理がついていません。


終わりのないレース、バックヤードウルトラ


私が参加していたのは、「バックヤード世界国別対抗戦2026」です。日本代表の水野倫太郎(みちたろう)さんのサポートクルーとして、レースに入っていました。


バックヤードウルトラは、ランナーの間でもまだあまり知られていない競技だと思います。


ルールはシンプルです。1周6.7kmのコースを、1時間以内に走る。残った時間で休み、次の1時間が始まったら、またスタートラインに立つ。これを最後の1人になるまで繰り返します。


ゴールの距離も時間も決まっていません。1時間以内に戻れなかった時点で、そのランナーのレースは終わります。


食事も睡眠も、走り終えてから次のスタートまでの残り時間で済ませなければなりません。


倫太郎さんは終盤、55分前後で戻ってくることが多くなっていました。つまり、休憩は5分ほどしかありません。


その5分で、すべてを済ませます。食事といっても、ジェルを吸い込むか、お渡ししていたお茶漬けを流し込むくらい。あとは水やドリンクを少し飲む。必要なら着替えもして、私たちクルーとのやり取りもする。


睡眠は、ほとんど取れません。目を閉じていられるのは1分あるかどうか。30秒ほどしかないこともありました。しかも、レースが進むほど、その余裕はどんどんなくなっていきます。


倫太郎さんは約3日間、ほぼ眠らずに走り続けたことになります。


今回の国別対抗戦は、世界69カ国で同時にスタートしました。


そして、この文章を書いている今も、レースは続いています。


日本チームはまだ3人が走っていて、アメリカ、オーストラリアとトップ3を競り合っています。今この瞬間も、1時間ごとにスタートラインに立ち続けている仲間がいるのです。


倫太郎さんとの出会いは、胃腸トラブルでした


倫太郎さんは以前、ポーランドで開かれたバックヤードウルトラの大会で、胃腸トラブルによってDNFしています。


それをきっかけに、信越五岳の運営の方から倫太郎さんを紹介していただきました。それ以来、快腸走として補給のサポートをしています。商品をお渡しするだけでなく、レース中の補給の取り方や、日々の食事のことまで、一緒に考えてきました。


今回のレース中には、全世界に同時配信されているYouTubeライブで、倫太郎さんが使っていたアイテムとしてRELOADを紹介してくれました。本当にありがたいことです。


サポートクルーの1日


私がクルーに入ったのは、レース最終日の朝9時から夜までの、ほぼ1日です。


クルーの仕事は、毎ラップ同じことの繰り返しです。


補給を詰めたバッグを2つ用意して、交互に回す。倫太郎さんが戻ってくる時間に合わせて、飲み物と食べ物を持ってフィニッシュで出迎える。足裏が湿っていれば乾かす。夕方になれば、夜に向けてライトを用意する。


この繰り返しが、1時間ごとにやってきます。


そして、バックヤードウルトラにはクルーにも厳しいルールがあります。コースで並走することはできません。コースの途中から「次はこれを用意して」と頼むことも、日本チームとしてはNGにしていました。


つまり、補給についてやり取りできるのは、ラップとラップの間の休憩時間だけなのです。


今回の補給


今回の補給は、RELOADに、甘酒や電解質入りのドリンク、きび団子などのリアルフードを組み合わせていました。


RELOADは、水で薄めたものと、しそジュース味を使ってくれました。しそジュース味は、1時間に半分ずつぐらい使ってくれていました。そこに、その時々で本人が求めるものを掛け合わせながら、補給してもらいました。


その結果、レース中に胃腸トラブルもハンガーノックも一度もありませんでした。


ポーランドで胃腸トラブルに悩まされた倫太郎さんが、約3日間、胃腸トラブルで体調を崩すことなく走り続けた。快腸走として、これは本当に嬉しかったことです。


70ラップ、469km


それでも、途中からお尻の筋肉の痛みが強くなり、倫太郎さんは70ラップ、約469kmでレースを終えることになりました。


日本チームとしては120ラップを目標にしていました。倫太郎さんにとっては、自己2番目の記録です。


胃腸は最後まで持ちこたえていたのに、体の別の場所が限界を迎えてしまった。それがバックヤードウルトラという競技の厳しさなんだと思います。


70ラップ目を終えて戻ってきて、座り込んでいる倫太郎さん。後から思えば、かけたい言葉はいろいろありました。でもその時は、思わずハグしていました。本当によく頑張ったという気持ちと悔しさとで、涙をこらえるのが精一杯でした。


レース直後、倫太郎さんは「これまでの成長を、目に見える形にしたかった」と話していました。その言葉を聞いて、どれだけ悔しいだろうと思いました。


サポートクルーとして見えたこと


サポートクルーとして、できることは最大限やったつもりです。それでも一晩明けた今、まだ他にもできることがあったんじゃないかと考えてしまいます。


補給も、ベストだったとは言い切れません。


先ほどお話ししたとおり、終盤の休憩は5分ほどしかありません。その5分の中で、補給の様子を聞いたり、次のラップに向けて中身を変えたりする余裕は、ほとんどありませんでした。


だからこそ、補給の中身はレースの前に、選手としっかりすり合わせておく必要がありました。これが、私にとって一番の学びです。


これは、バックヤードウルトラに限った話ではありません。


100kmや100mileのレースで、家族や仲間にサポートをお願いしている方もいると思います。何を、どのタイミングで摂りたいのか。調子が悪くなったら、何に切り替えたいのか。それをレースの前に共有しておいてください。


レース中は、ランナーもサポートも、考える余裕が思っている以上にありません。補給の勝負は、スタートラインに立つ前から始まっています。


倫太郎さんへ


倫太郎さん、約3日間、本当にお疲れさまでした。


私は、倫太郎さんが着実に成長していると信じています。今回だって、これまでの課題はちゃんと潰せていました。倫太郎さんが望んでいる「成長が目に見える結果になる日」は、きっと来るはずです。


次は、もっと良い準備をして一緒に臨みましょう。


日本チームを一緒に応援しましょう


世界戦の様子は、YouTubeの「IBUKI」チャンネルでライブ中継されています。今もまだ走り続けている日本チームの3人を、ぜひ一緒に応援してください。


▼IBUKI ライブ中継


倫太郎さんが使ってくれたRELOAD


今回、倫太郎さんが使ってくれたRELOADは、こちらからご購入いただけます。


▼RELOAD しそジュース味(1個 1,760円・税込)


▼RELOAD 通常版(5個セット 7,980円・税込)


▼RELOADの成分や開発の考え方はこちら


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。


株式会社快腸走 代表取締役社長 片岡治樹


追伸

前回のメルマガでお約束した、四万十で一緒に走った仲間2人の話は、次回お届けします。いつもは腹痛や吐き気に悩まされていた2人が、今回は何を変えたのか。お楽しみに。

 
 
 

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